13「視察」

 今週もまた例の如く色々なことがあった週だった。出来事もそうながら感情面の上下が結構激しかったかな。嬉しいことが、厳しい状況が、ショックな出来事が短いスパンで次々現れる感じだった。

 まず大きかったのは視察3件。3件といっても実は同日同時刻、システム開発をしてくれてたちゃネットの社長も参加し、しかも出荷日でもあったので朝のセンターは人でいっぱいになった。

 視察1組目は前々からここでも書いている福岡某大手企業K社の皆さん。前日入りして今後のまごやさいとの協力関係や費用の件、事業の具体的な進め方などをじっくり話し合い、夜は飲みながら親交を深めた。そして当日は新システムの説明や出荷作業の体験研修など。もう4回目の来向でありスタッフも顔なじみ状態。「ユウ子さん」(母です)、「○○ちゃん」とお互い呼び合う光景が微笑ましい。

 2組目は広島県某市の市議会議員Tさんと地域おこし協力隊Tさんの2名。今回2回目の視察で、実際の出荷現場をご覧頂いてより理解を深め、自分たちでもできそうか、やりたいことかしっかりご覧頂くことが目的だった。実際に農家さんが出荷される場面、スタッフの対応、実作業、現場の雰囲気などがどう映っただろうか。

 3組目は広島銀行の方々。向原支店の支店長さんに本店からも2名お越しになり事業の実際を見て頂いた。広島最大手地銀として地域活性を推進していくための部署を新設されたようで、その方策の一つに地域商社を上げておられるようだ。これは全国的な流れでもあり、地域々々にある(埋もれている)様々な資源や物品の流通促進は国策としても進められつつある。その一つの手法として広島ではまごやさいの境域野菜流通が候補に挙がり、実際のところどうなのか確認に来れた次第。

 我々としては新たな場所でMAGO-NETを活用した野菜流通が始まる際に、当初の必要資金をサポートができればよりスムーズな立ち上げができると考えている。これは僕自身がこの事業を始めた際に散々苦労した当初資金の確保が経験則となっており、折角の機会なので両Tさんにも引き合わせておきたいと思っことも同日に視察を設定した理由の一つ。

 また、K社の進捗状況を両Tさん、広銀さんにご覧頂くことは今後の検討材料になるはずで、またK社から見ても同様の事業が別な地域でも広がろうとしていることはポジティブな状況と認識頂けるのではないか、できれば双方の事業が始まった際に情報交換のベースができればとも考えた。

 てな感じで、本来その日は農吉に朝から行く日だったのだが、午前中はセンターに居てアテンドや説明をし、午後農吉に走った。僕が居なくなった後、k社の皆さんと両Tさんは食事を共にしながら話されたようだった。

 他の日もなんやかんやあり、今思い出しても胃がキューっとすることもあったが、詳細ここでは割愛。その出来事は今後の成長の糧として受け止め活かしていきたいと思うし、相手方もその機会になってくれることを願うばかり。

 明日は、まごやさいの大事なお取引先のスタッフ及び家族計70名での田植え行事。朝から妻や母は準備で飛び回っている。僕も早く机仕事を終えて参加しなくては。ご参加者のうち4名の子どもたちが運営側のスタッフとして今日からやって来る。(自分の意思で来てくれるようだ。本当に嬉しい)、まごやさいスタッフのお孫さん2名も今回初参加。今のところ時間通りに事は進んでいる。段取り8割、しっかり準備をして明日に臨もう。月末の諸業務は、、、明日の夜かな。ビールを飲まない意志を強く持つべし、俺。

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