Vol.509「Web広告」

突然ですが、11年続けてきたアリの独り言、今年で最後にしたいと思います。今回を含めてあと2回、宜しければお付き合い下さい。

さて、

木曜日の農家会議も何とか終えることができほっと一息、ともいかず、昨日は出荷が過去最高量となりバタバタあたふたと時間が過ぎていった。出荷量に比例するように注文も過去最高値となり、店舗ごとの注文を揃えるにも一苦労。庄原から向原に帰ったのが19:10。珍しくまだスタッフが3人残って検品作業をしていた。例の如く小売店に納品する野菜が少なくなり深夜の荷造りを敢行。冬至用のカボチャをひたすらカットしてラッピング。それでも足りず次は鍋物用に白菜をカット、白・黄・オレンジと中央部の色が違いなかなか美しい。まだ足りず最後は虎の子の新ジャガ「さんじゅう丸」(母が作っています)も投入、そうこうしていたら納品出発まで1時間をきってしまい、慌てて最終仕分けに入った。

既存の取引先だけでなく新規の個人客も最近増えている。これは広告の影響が大きい。実は11月半ばからまごやさい初のWeb広告を配信しており、その受け皿としてのランディングページ(以下、LP)もリニューアルした。
https://www.magoyasai.com/lp/

LPとWeb広告を依頼したのは総合オリコミ社(本社:広島県廿日市市)。この会社、折り込みチラシ制作では日本一の実力を有する知る人ぞ知る会社で、クライアントも日本の名だたる企業が顔を並べる。近年Web広告にも力を入れているという話を聞き、ダメもとで相談してみたのが8月盆過ぎ。さすがに我々のような零細会社は対応してくれないかなという懸念に反し、当初から熱心に話を聞いてもらい提案を頂いた。

LPのリニューアルもオリコミ社のご提案によるもの。以前のLPはテレビ放映(そーだったのカンパニー)の反響の受け皿用に急ごしらえしたもので、それなりに頑張って作ったと思っていたが、実際に新LPのラフ案が上がってきて、その差に愕然となった。さすがチラシを通じて人の行動喚起と向き合ってきた会社だけのことはある。画像・構成・動き・導線など、予算的な制限がある中で本当によく考えて頂いたと思う。

また、Web広告(検索広告/ディスプレイ広告双方)も複数のパターンを用意し、その結果を比較しながら効果を高めていく手法を用いており、そのパターン一つ一つにまごやさいの深い理解と顧客視点の双方が感じられて心強く思った。しかも、これまでこの手の文言は僕が出した案のどれを使うかという形で進めることが多かったが、今回は完全にオリコミ社からのご提案。それが僕が考えるものより数段良いと素直に思えた。

実際に広告の運用を始め、上記がうまく連動し急激に販売サイトの閲覧数が伸びた。それは僕の予想のかなり上回っていた。また、電話での問い合わせも増えており、これも広告の効果だと思われる。

そしてレポート。助成金の実績報告書も兼ねたものにする必要がありいくつか要望したのだけど、それをうまく汲んで頂き、且つとても分かりやすく僕の関心事が網羅されていた。おそらく数字としての結果はシステムで集計・出力でき、それを並べればそれなりの体裁のレポートはできるだろう。しかし、相手の要望や状況を把握し、Googleアナリティクス結果も交えてのレポート作成にはかなりの時間も要したはずだ。そんな一連を通じてこの会社の事業姿勢を感じた。今後も継続してお願いしたいと思う。

ちなみに、貧乏会社には先立つものがなく、今回の一連の施策には中小企業持続化補助金を活用した。助成率は2/3、来週までの事業報告を作成しなくてはいけない。という訳で、今日はこれから報告書作り。さてもうひと頑張り!

  • Facebookでシェア
  • ツイッターでシェア
  • LINEで送る