7月の便り~まごやさいの畑から
2025年7月4日

記録的に早い梅雨明け、からの灼熱の日々。身の危険を感じつつ、一気にジャガイモの収穫をしました。今年から作付け面積を倍増しており、かなり気合を入れてかからないと終わりそうにありません。
まずは草刈りから。ジャガイモの地上部を草刈機で全て切り倒してしまいます。それと畝の横に生えた雑草。ジャガイモを掘り出す際に邪魔になるのでこちらも刈ります。そして地上部&雑草を集め、一輪車に載せて残渣置場に運び出します。この地点で既に大量の汗が噴き出してきます。15分ごとに水分補給していると、用意した2リットルの水が2時間ほどで無くなってしまいました。
これで準備完了、ここから芋堀機で一気にジャガイモを掘り起こしていきます。今年から導入した芋堀機は想像以上の作業効率を発揮しました。25mの畝を掘り起こすのにかかった時間は10分ほど、手で掘ると2時間は優にかかります。(実際昨年までは手掘りでした)

掘ってすぐは皮が非常に薄く動かすとキズになるので半日~1日ほど天日にさらしてから回収していきます。一輪車にコンテナを2つ載せ、一つは販売用、もう一つは種芋用と仕分けながらの回収です。これが地味にキツイ。地面から取り上げるのにしゃがみ込み、コンテナに移す時は立ち上がります。要は延々と続くスクワット。直射日光で背中があぶられ、飲んだ水がそのまま汗で流れている感じです。もはや、自分が何をしているのか、半ば機械のように作業をしていると「キュ~」という鳴き声で我に返りました。ジャガイモと一緒にネズミの赤ちゃんを摘まんだようです。小指の先程のまだ目が開いてない生まれたばかりの赤ちゃん、この親はウチのジャガイモを食べて育ち、この子を産んだのだろうかと、妙なことを考えつつ、また作業に戻りました。
結局、全工程が終了するまで1日半、コンテナ40箱、800kgほど収穫できました。品種は「シャドークイーン」と「アンデスレッド」洗い→仕分け→計量→袋詰めを経て販売です。

