26「備忘録」

今週を振り返るために手帳を広げてみる。高橋書店のNo74。何が性に合ったのかもう15年も使い続けている内ポケットサイズのもの。

おそらく物に対する執着やこだわりは少なめ、華美なこともあまり性に合わない。これが元々の性格なのか、金銭的余裕がないから自分をそう納得させているのかは分からない。あり余るお金を手にした時、自分がどう変わるのかには興味がある。が、果たしてそんな日が来るのか不明。その欲がないこともない。

注目されること、おそらく好き。ただし、調子の乗って失敗してきた歴史があるので自重するようになった。人に頼りにされること、すごく嬉しい。ただし、それが本当に自分の力で出来るのか不安、もしくはそれが本当に相手のためになるのか考えるようになった。

理想論をよく話す。そしてその理想論に自らが潰されそうになる。課題の指摘で終わる発言は頭にくる。その人に課題解決の当事者になることを求めてしまう。それが自分に仕事を丸投げされた気持ちにさせるのか、人としての幅の狭さなのかは分からない。何だか、最近、特に。

夢を語るほど不安になった状況は超えたようだ。目指すところは遥か彼方だけど少しずつ進んでいる実感はある。一方、自分にもっと力があれば今頃こんなところで留まっていないのではと考えてしまう。何か足りないのかは分からない。が、何かが足りていない確信はある。

人は一生成長すると信じている。自分もそうありたいと強く思う。できれば関わる人の成長促進剤でありたい。迷惑な話かな。成長の喜びって結構普遍的なのではとも思っている。

人との接し方が変わってきたように感じる。認めて欲しい、気に入られたいとあまり思わなくなったのかも。人と話してどっと疲れることがなくなった。誰と話しても割と等身大の自分でいれてる気がする。

心の状態は総じて悪くないようだ。日々の山谷はあるけど。

50歳を目前にした自分の備忘録。60歳の自分がこれを読んだとき、どう感じるだろう。できれば、微笑ましく読み返したい。

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