Vol.493「締め」

久しぶりの青空、急遽14:00から田んぼの溝掘りをすることになり、あわてて独り言に取り掛かった。農作業の中でもMaxに近い重労働、この天気でやるとアルコールにさほど親和性のない僕でもさすがにビールの1杯は飲みたくなる。そうなると確実に思考停止に陥ってしまうので今日やるには今しかないと思った次第。あと1時間、さて書き終えることができるかどうか。

まずは前号その後の報告から。先週土曜日に始まったEKICITY広島のニチエーさんでの野菜販売、初日は前回ご報告した通り、その後今週火曜・木曜、そして本日の3回の納品を行ったが、納品初日で8割以上売れており一応好調といってよいと思う。本日は2時間ほどの販売で既に半分売れており良いペース。できれば納品数を更に増やしたいところだけど、この雨(なんと例年の5倍以上の降雨量!)で出荷量が減っているうえに、取引先の飲食店は増えて(前回の販売は過去最高の件数となった)なかなか思うようにはいかない。生産から販売まで一貫してコントロールするのがこの事業の要諦なのだが、8年経ってもなかなかドンピシャといかない。

利益は上記のコントロール(いかに販売ロスをなくすか)と業務の効率化にかかっている。品質向上のため(その他の目的もあるが)出荷される野菜の大半は原体(収穫して洗っただけの状態)となっており、ここから検品・仕分け・計量・パック詰め・ラベルシール貼りと進んでいくのだが、多種多様な野菜に対応するためには全て人力で行うしかなく、ここにかなりの労力を割くことになる。加えて今回のニチエーさんでの野菜販売が加わり最終工程の出荷作業がかなり変わってしまった。かかった時間は全て経費となる。ここが知恵の出しどころ、幸い最終工程は各種の工夫を加え1週間で以前とほぼ同じ時間でできるようになった。合言葉は「今よりも良く」意識すれば業務の改善点が見えてくる。一気に、劇的に変えることはなかなか難しいかもしれないが、細かくても一つ一つ改善していけば良くなっていく。それを続けていけばある時大きな革新が生まれる(こともある)。こんな改善行為に喜びを見出す自分に気付いたのはこの仕事を始めてからだな。

8月は決算月、法人化して5期目を終える。前々期はスタッフで一泊旅行、前期は近くで食事会、さて今期は何かできる原資があるかどうか。棚卸は妻に任せることにして、まずは8月の数字を確定させなくては。そういえば今日は誕生日だったはずだけど、誕生日を決算月末日に設定したのも自分だし、酔いが冷めたらまずは昨日の締め作業をしようかな。

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