10月の便り~まごやさいの畑から
2025年10月4日

「野菜作り 草との格闘と 見つけたり」と一句ひねりたくような惨状。つい1ヶ月前まで綺麗に整備されていた畑も、はい、この通り。順調に育っていた里芋も、マコモダケも、サツマイモも雑草に埋もれてしまいました。
8月末から定期的に雨が降り、且つ高温続きで例年よりも雑草の成長が早いようです。しかも圃場が増えたのでさあ大変。モグラ叩きのように草刈り追われ、やれどもやれども終わり見えず。長く伸びた雑草は後始末が大変で、刈ってそのまま畑に鋤き込むことができず、全て運び出さないといけません。これが結構重労働。ならば刈ったまま乾かして燃やそう(肥料になります)と試みるも、乾く間際に何故か雨が降ってそれも叶わず、結局、湿って重さ倍増の雑草を大汗をかきながら運び出す始末。

てな感じで、作業をするわけですが、秋雨通過と共に気温が下がり、ようやく作業がしやすくなった!と思いきや、新たな問題が発生しました。蚊とブヨ(地元ではブトと言ってます)です。今年は夏場ほとんど姿を見せなかった(通常は朝・夕に活動)のですが、ここにきて一気に活動開始、顔回りをブンブン飛び回られて邪魔くさいったらない。特にブヨは刺されると大きく腫れ、かゆみが長く続きます。致し方なくメッシュ付きの帽子と蚊取り線香を腰に付けて作業することにしました。
たった一枚のメッシュが風通しを悪くして空気が顔回りにこもり暑いったらない。直接風があたることがどれだけ心地よいか実感します。蚊取り線香は本当に優れモノで虫は寄らなくなるのですが、この煙が苦手な私は拷問状態、くしゃみが出るは涙は出るはで作業スピードガタ落ちです。やれやれと呟きつつ雑草を引っこ抜くと、何と蟻がワラワラと腕に上がってきました。根元に巣を作っていたようで、怒り狂った蟻たちが作業服の中に入ってきてあちこち噛まれてしまいました。とても小さな蟻なのですが噛まれると結構痛く、皮膚は腫れて硬くなり、その後に強いかゆみが襲います。結局作業中止、泣きっ面にアリな一日でした。

