5月の便り~まごやさいの畑から
2025年5月4日

乾いた心地よい風に作業の手を止め、見上げると鮮やかな新緑の向こうにパステルな空色、水を張った田んぼからはカエルの声が聞こえ、燕が線を描くように飛んでいます。何とも良い感じの5月初め、ちょっとドライブでもしたいところですが、作業目白押しでそうはいきません。
収穫を終えた野菜の撤去と畝の再整備、夏野菜の種蒔きや定植、収穫、そして雑草の除去です。この時期、雑草は気温の上昇と共に一気伸び、野菜の成長を阻害し、作業効率を著しく下げます。膝丈より長くなると草刈り自体が難しくなるので時間との勝負!3枚の田んぼの畦と6枚の畑の畝及び作業道を自走式草刈機と刈払機を使って一気にやっていきます。石があると刃が飛ぶので石も除去しながらの作業、結構キツイのですが、作業を終えるとえも言われぬ達成感あり、綺麗に刈った畦や畝を見ると気持ち良いです。

この時期、九条ネギは一斉に蕾が出ます。ネギ坊主と呼ばれ、薄皮を被った涙型で何ともカワイイ。しっかりネギの風味があり飲食店にとても人気があります。天ぷらや和え物で提供されるようです。ちなみに、ネギ坊主をそのままにしておくと薄皮が破れて白い球状の花が咲きます。ネギの花には結構蜜がありハチが沢山寄ってきます。その昔、ネギ畑の近くで採れた蜂蜜を食べてみましたが、ほんのりネギの香りがしました。
先月、耕作放棄地を畑に変えたところではジャガイモが順調に育っています。やっぱり畝に雑草が生えるのでこちらは手作業で除草しました。その後は土寄せをします。

