6月の便り~まごやさいの畑から

今年はここまで、総じて農家にとって「エエ感じ」の天気なのかもしれません。遅霜とかもなく割と気温が安定しており、雨の降り具合がよく、3~4日に1回ぐらいのペースで定期的に降ってくれるので、あまり水やりをしなくても野菜たちが順調に育っています。

写真手前の野菜はスイスチャード、茎が赤・黄・白・ピング・オレンジと、様々な色になります。これぐらいから採っても良いですし、大きく育てて団扇ほどになった葉をかぎ取って出荷することもあります。味は、、、ほうれん草を濃くしたような感じ、「大地を感じる味」などと表現したりします。大きくなるほど風味が強くなります。

その向こうはキュウリです。夏野菜はこの時期が植え付け、1カ月半ほどすると収穫が始まります。ちなみにこれは「青大きゅうり」という果実が1kgぐらいになる超大型種。広島県の伝統野菜で今はほとんど作られていません。なお、作るにはその果重に耐え得るだけの仕掛けが必要で、通常キュウリは細い紐のネットを張り巡らせて作るのですが、それでは到底無理、針金の柵用メッシュネットを使っています。

さらに、その向こうは小型カボチャ「こなゆき姫」こちらは地面を縦横無尽に這いまわりながら成長し、収穫は9月ごろ。それから1か月ほど追熟保存してようやく出荷です。
で、エエ感じの天気は雑草にとってもその通りで、この時期は驚くほど速く伸びていき野菜の成長を阻害します。という訳で、今回は畝をマルチシートで覆い、溝は防草シート(7年ぐらい持つ厚手の黒い織物)を敷きました。これで対策バッチリ!収穫作業も楽になるはず。

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