9月の便り~まごやさいの畑から

鮮度一番まごやさい!などと謳ったりしておりますが、鮮度重視じゃない野菜もあります。その一つがカボチャ。採った時点ではでんぷん質が多く、置くことで糖に変わり甘みが出ます。これを追熟と言い、小さいもので2週間、大型のものでは1ヶ月ほど要します。

そして追熟前にするのがキュアリング。これは収穫時にできた実の上部の切り口を乾かすことで、これをしないと切り口から腐ってダメになるものが頻発します。日陰の風通しの良い場所で1週間ほど置きます。カボチャの収穫は7~8月でれっきとした夏野菜なのですが上記期間を経るため食べるのは秋以降というわけですね。
今回収穫したのは「こなゆき姫」という白皮の小型品種で、日持ちがするので10月から年明けぐらいまで販売する予定です。ちなみにサツマイモも追熟して甘くなる野菜、ジャガイモは追熟工程は経ないですが置くと甘みがでます。
 
カボチャの収穫と並行して行っているのが、秋冬野菜の植え付け準備です。まずは、前作後にそのままにして草原と化した畑の草刈りから。草刈機の軽快なエンジン音が朝の山谷に響きます。それを聞きつけたか、赤とんぼがどんどん集まってきます。写真では見えないのが残念なのですが100匹以上飛び回っています。草を刈った時に飛び立つ羽虫を食べに来ているのですね。カエルもあちこちから飛び出てきます。それを狙うのはトンビ。10mほどの上空を旋回しながら品定めをしています。急降下してきて足で掴もうとするのですが、、、結構失敗しています(笑)。頑張れ!

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